AANA Annual meeting 2015

September 5, 2015

8月29日から9月1日まで米国ユタ州Salt Lake Cityで開催されたAmerican Association of Nurse Anesthetists(AANA)の年次大会に参加しました。

ソルトレイクシティまではサンフランシスコから乗り継ぎ便で約2時間半、モルモン教徒が開拓した地として知られています。そのためか、大変治安も良く(...と言っても夜中はほとんど出歩いていませんが...)お天気も安定していており、過ごしやすい街でした。

年次大会では主に、資格継続のための単位取得、教育基準の統一と課題の明確化、新たな情報収集の場として会員に活用されており、今年はアジアからの留学生とも多く出会いました。主に、韓国、台湾、中国からの留学生でしたが、彼らは帰国してNurse Anesthetists(NA)として自国で活動する予定とのことでした。

一方で、韓国人CRNAのグループとも情報交換をさせていただきました。彼らは韓国から米国に留学し、CRNAとしてそのまま米国で就職された方々でした。彼らの話では、AANAは2023年度からCRNAの就業要件に「博士課程修了」に完全移行するとのことで、「grandfather clause」と呼ばれる一部の既得権以外は、2013年から多くの病院で修士課程修了者の新規募集が打ち切られ、現在多くのCRNAが博士課程に進学しているそうです。その結果、CRNAの不足が起こり、通常は外国人労働者に厳しい条件しかない中、外国人を含む経験豊かなCRNAの再雇用が促進されており、再雇用時に提示された報酬額を見ると「もう韓国には帰れない」とおっしゃっていました。

報酬額面が全てではないと思いますが、報酬額が労働の対価・社会的地位を表しているのであれば、やはりそれは素晴らしいことだと思います。

もう一人、日本人CRNAの方にも出会いました。とても素敵な方で、米国で暮らし、働く強さを感じました。

 

「日本は米国タイプのCRNAを目指すのか?」と聞かれることがよくありますが、現状では何とも言えません。スウェーデンのように、周術期管理から術中の一部の麻酔提供を「麻酔科医」が認めて行くような状況になるかもしれませんし、シンガポールのように麻酔科診療に関わる全ての行為が医師による絶対的医行為から外せないこともあるかもしれません。

 

現状で確かなことは、麻酔科医が麻酔科診療の指揮をとり、麻酔科診療に関わるチームでの活動を行うべきである、ということでしょうか。

 

 

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